インストール後、プラットフォームのプログラム群が「スタート」メニューに追加され、プログラムのショートカットがデスクトップに作成されます。プラットフォームを実行するためにはそれらを使用してください。
同じディレクトリから複数のプラットフォームを実行することはできません。同時に複数のプラットフォームを使用する必要がある場合は、プラットフォームをそれぞれ異なるディレクトリにインストールしてください。 |
プラットフォームには主に2つの起動モードがありますが、その他の方法もあります。
MS Windows Vista以上では、「Program Files」にインストールされたアプリケーションは、デフォルトのインストールフォルダにデータを格納することはできません。全てのデータは、別々のWindowsユーザーディレクトリに格納する必要があります。
したがって、プラットフォームが Program Files ディレクトリにインストールされ、ディレクトリへのユーザの書き込み権限が制限されている場合、メインモードが使われます。メインモードは、以下の状況でも使用されます。
このモードでは、プラットフォームの編集可能なファイルは、特定の Windows ユーザーディレクトリに保存され、不変のファイルは、 Program Files に格納されています。不変ファイルはプラットフォームの実行可能ファイル、MetaEditor、標準的な音声ファイルなどを含みます。編集可能なファイルは下記を含みます。
プラットフォームの全ての編集可能なファイルは、(使用するオペレーティングシステムに応じて)次のディレクトリに格納されています。
Microsoft Windows XP SP3:
Microsoft Windows Vista以上:
ここで、「C」は Windows がインストールされている論理ディスクの文字、「ユーザ名」はプラットフォームがインストールされているオペレーティングシステム内のアカウントで、「instance_id」は、プラットフォームがインストールされているディレクトリへのパスに基づいて生成された一意の識別子です。
これらのフォルダにすばやくアクセスするには、ファイルメニューの「データフォルダーを開く」を使用します。各データフォルダには、特別なテキストファイル origin.txt が含まれています。このファイルには、このデータディレクトリを使うプラットフォームのインストールフォルダのパスが含まれています。
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Program Files にインストールされた場合、プラットフォームは上記で説明されたメインモードで機能します。全てのデータは、特別な Windows ユーザーディレクトリに格納されます。しかし、インストールフォルダへのデータ格納を強制することもできます。そのためには、プラットフォームをポータブルモードで実行します。ポータブルモードでの実行には、コマンドラインからプラットフォームを/portableオプションを使って起動します。例は "С:\Program Files\MyTerminal\terminal.exe /portable" です。
ポータブルモードでの実行には、次の条件が満たされている必要があります。
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プラットフォームは事前に定義されたパラメータを使って手動で実行することができます。これは、コマンドラインでの異なるオプション、及び異なる設定ファイルの使用によってなされます。
プラットフォームは、コマンドラインからオプションで実行することができます。そこにプラットフォーム実行ファイルへのパス( file\terminal.exe へのパス)を指定し、スペースの後に以下のキーの1つ以上追加します。
キー割り当てが誤って設定された場合(無効なログイン、プロファイル名または構成ファイル)は、デフォルト値が使用されます。 |
プラットフォームは、パラメータのカスタムセットを使用して実行することができます。デフォルトのcommon.iniに基づいて独自の構成ファイルが作成されます。プラットフォームを特定の構成ファイルで実行するにはコマンドラインで以下のコマンドを使います。
path_to_platform\terminal64.exe /config:c:\myconfiguration.ini
ここで c:\myconfiguration.iniは構成ファイルへのパスです。
カスタム構成ファイルは、プラットフォームの作業中には「読み取り専用」モードで使用されます。プラットフォームインターフェイスから行われた設定の変更は、使用されているカスタム構成ファイルには書き込まれません。 |
構成ファイルパラメータは、いくつかのブロックに分割し、プラットフォーム構成ウィンドウタブの設定に対応しています。以下は構成ファイルの中で最も重要な設定です。
共通プラットフォーム設定はサーバタブに似ています。
チャートの設定
エキスパートアドバイザーの設定
オブジェクトの設定
電子メールの設定
プラットフォームの起動時に自動に開くエキスパートアドバイザーとスクリプトの設定
プラットフォームの起動時に自動に実行されるテストのパラメータ
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[Common] Login=1000575 ProxyEnable=0 ProxyType=0 ProxyAddress=192.168.0.1:3128 ProxyLogin=10 ProxyPassword=10 KeepPrivate=1 NewsEnable=1 CertInstall=1
[Charts] ProfileLast=Euro MaxBars=50000 PrintColor=0 SaveDeleted=1
[Experts] AllowLiveTrading=0 AllowDllImport=0 Enabled=1 Account=0 Profile=0
[Objects] ShowPropertiesOnCreate=0 SelectOneClick=0 MagnetSens=10
;+------------------------------------------------------------------------------+ ;| プラットフォームの開始時に指定されたチャート上のEA及び/またはスクリプトを実行する | ;+------------------------------------------------------------------------------+ [StartUp] ;--- エキスパートアドバイザーは platform_data_directory\MQL5\Experts\Examples\MACD\ に位置する Expert=Examples\MACD\MACD Sample ;--- EA 起動パラメータは platform_data_directory\MQL5\Presets\ に位置する ExpertParameters=MACD Sample.set ;--- スクリプトは platform_data_directory\MQL5\Scripts\Examples\ObjectSphere\ に位置する Script=Examples\ObjectSphere\SphereSample ;---プラットフォームの起動時に開かれる銘柄チャート。EA及び/またはスクリプトはその上で実行される。 Symbol=EURUSD ;---プラットフォームの起動時に開かれるチャート時間軸。EA及び/またはスクリプトがその上で実行される。 Period=M1 ;--- チャートに適応する定型チャートは platform_installation_directory\Profiles\Templates に位置する Template=macd.tpl ;--- スクリプト操作の完了時にプラットフォームの自動シャットダウンを設定する ShutdownTerminal=1
;+------------------------------------------------------------------------------+ ;| エキスパートアドバイザーのテスト/最適化を開始する | ;+------------------------------------------------------------------------------+ [Tester] ;--- エキスパートアドバイザーは platform_data_directory\MQL5\Experts\Examples\MACD\ に位置する Expert=Examples\MACD\MACD Sample ;--- エキスパートアドバイザーパラメータは platform_installatoin_directory\MQL5\Profiles\Tester\ に位置する ExpertParameters=macd sample.set ;--- テスト/最適化に使われる銘柄 Symbol=EURUSD ;--- テスト/最適化に使われる時間軸 Period=M1 ;--- エミュレートされる口座番号 Login=123456 ;--- 頭金 Deposit=10000 ;--- テストに使われるレバレッジ レバレッジ=1:100 ;--- The "All Ticks" mode Model=0 ;--- ランダムな遅延での取引注文の実行 ExecutionMode=1 ;--- 遺伝的最適化 Optimization=2 ;--- 最適化基準 - 最大バランス値 OptimizationCriterion=0 ;--- テスト範囲の開始日と終了日 FromDate=2011.01.01 ToDate=2011.04.01 ;--- フォワードテストのカスタムモード ForwardMode=4 ;--- フォワードテストの開始日 ForwardDate=2011.03.01 ;--- レポートファイルは platform_installation_directory に保存される Report=test_macd ;--- 指定されたレポートがすでに存在する場合は上書きされる ReplaceReport=1 ;--- テスト/最適化の完了時のプラットフォームの自動シャットダウンを設定 ShutdownTerminal=1 |