取引プラットフォ—ムには主に自動売買ロボットと指標の2つのカテゴリがあります。自動売買ロボットアプリケーションは取引操作の実行、指標プログラムは価格分析と価格変動のパターンの検出に使われます。指標は自動売買ロボットで直接指標することができ、完全な自動取引システムが生まれます。
エキスパートアドバイザーを開始するには、チャートに接続します。ナビゲーターウィンドウでエキスパートアドバイザーにダブルクリックするかチャートにドラッグアンドドロップするのが一番簡単な方法です。
エキスパートアドバイザープロパティウィンドウが開かれます。チャートでエキスパートアドバイザーを起動するには「OK」をクリックします。エキスパートアドバイザーの起動が成功すると、その名前とアイコンがチャートの右上の隅に表示されます。
もしアイコンがの場合、エキスパートアドバイザーは取引操作ができません。自動売買はエキスパートアドバイザー設定と取引プラットフォームオプションで有効にできます。
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アプリケーションがチャート上で起動される前に、アプリケーションプロパティのウィンドウが開きます。
「共有」タブには、名前、バージョン、著作権、ソフトウェア開発会社名(最後の2つのパラメータは、対応するウェブページへのリンクとして表すことができます)、説明などの、アプリケーションに関する情報が含まれています。
エキスパートアドバイザーにライセンスが必要な場合(例えばマーケットからダウンロードや購入された場合)、適応するライセンスの詳細(有効期限、デモ)がここに表示されます。
エキスパートアドバイザー起動に使われる各パラメータはウィンドウの下部で設定されます。
全てのエキスパートアドバイザーに共通なパラメータは取引プラットフォーム設定で指定されます。
アプリケーションは入力パラメータをもつことができます。その使用は、アプリケーションの動作をより柔軟に制御することができます。開発者が提供しなかった場合、アプリケーションには入力パラメータがない場合があります。
パラメータを変更するには、それをダブルクリックして、新しい値を入力します。
パラメータの現在のセットを保存するには「保存」ボタン、以前に保存したセットを読み込みするには「読み込み」ボタンを使用することができます。入力パラメータのセットは取引プラットフォームの/Presets フォルダーに保存されます。
デフォルト設定を復元するには「リセット」をクリックします。
すでに接続されたエキスパートアドバイザーは別々に設定できます。しかし、エキスパートアドバイザープロパティウィンドウは現在の実行中には開くことができません。これは Start() 関数の呼び出しの合間にのみ可能です。この場合エキスパートアドバイザーはパラメータウィンドウが閉じられるまで起動しません。入力パラメータが変更した場合、エキスパートアドバイザーは「OK」ボタンが押された後で新しい入力パラメータで再度初期化されます。 |
エキスパートアドバイザーがEX5やDLLファイルからインポートした関数を使用する場合には「仕様」タブが表示されます。外部のDLLを使用するとプログラムの機能を拡張することができます。しかし、それは潜在的に危険です。この機能は信頼できるアプリケーションのみで許容されるべきです。
エキスパートアドバイザーに使用されるファイルはツリーとして表示されます。緑色のアイコンは、MQL5プログラムからの関数の呼び出しを示し、赤いアイコンはDLL内の関数の呼び出しを示します。
DLLを有効/無効にするオプションは、タブの上部に提供されています。
アプリケーションの起動が安全であることを確認していない場合は「DLLの使用を許可する」オプションは有効にされるべきではありません。未知のソースから入手したアプリケーションは、サードパーティのDLLを使用することにより損傷を与える可能性があります。 |
自動売買の可能性は、取引プラットフォームレベル、またはそれぞれの自動売買ロボットで制御することができます。
ツールバーの「自動売買が有効」ボタン(及びオプション — エキスパートアドバイザーでの似たオプション)はプラットフォームの自動売買を有効/無効にします。 これがオフにされた場合は、エキスパートアドバイザ—設定で個別に自動売買を有効にしても、自動化された取引はすべてのエキスパートアドバイザーで無効になっています。それを有効にすると自動取引が個別にパラメータで無効にされていない限り、エキスパートアドバイザーは、取引を許可されています。
自動取引権限は、パラメータではなくナビゲーターウィンドウから個々のエキスパートアドバイザーのために管理することができます。ナビゲーターウィンドウには、口座で実行されているエキスパートアドバイザーのリストがあります。リストには、エキスパートアドバイザーの名前に加えてそれが実行されているチャートの名前も表示されています。アイコンが、エキスパートアドバイザーが取引を許可されているかどうかを示します。
コンテクストメニューは任意のエキスパートアドバイザーの自動売買を有効または無効にするだけでなく、プロパティ表示またはチャートからの除去するためのコマンドが含まれています。
自動売買に影響する設定はプラットフォームオプションのエキスパートアドバイザータブで見られます。
下記の設定が用意されています。
よく使用するプログラムへのクイックアクセスには「お気に入り」とホットキーを使います。
自動売買ロボット、指標またはスクリプトを選択し、コンテクストメニューを使用して、お気に入りに追加します。お気に入りのプログラムのすべてがナビゲーターの別のタブに表示され、簡単にアクセスすることができます。
チャート上のクイックスタートのために、任意のプログラムにショートカットキーを割り当てることができます。これはナビゲーターウィンドウのコンテクストメニューで操作できます。
上記の例では「Alt+1」キーはスクリプトに設定されています。それらが押されると、スクリプトはすぐに現在開いているチャート上に起動されます。
取引プラットフォームには、特別なプログラムタイプである「サービス」があります。これらのアプリによって、証券会社の取引サーバに実装されているのと同じような、ターミナル用のカスタム価格フィードの作成と外部システムからの価格のリアルタイム配信の実装が可能になります。サービスは、バックグラウンドで他のサービスタスクを実行するためにも使用できます。
エキスパートアドバイザー、指標、スクリプトとは異なり、サービスは特定のチャートにリンクされていません。このようなアプリケーションはバックグラウンドで実行され、ターミナルの起動時に自動的に起動されます(アプリケーションが強制的に停止された場合を除く)。<br2>
[ナビゲータ]を使用したサービス管理:
異なるパラメータで複数のエキスパートアドバイザーまたは指標のコピーを実行するには、それらを異なるチャートで起動する必要があります。この場合、異なるプログラムインスタンスが作成され、独立して動作します。サービスはチャートにリンクされていないため、サービスインスタンスを作成するための特別なメカニズムが実装されています。ナビゲータからサービスを選択して、そのコンテキストメニューの[サービスの追加]をクリックします。これにより標準のMQL5プログラムダイアログが開き、取引やシグナルへのアクセスを有効/無効にしたり、パラメータを設定したりできます。
サービスインスタンスは適切なインスタンスメニューを使用して起動および停止できます。すべてのインスタンスを管理するには、サービスメニューを使用します。
Python言語用の機械学習、プロセス自動化、データ分析、視覚化ライブラリは多数あります。高度な言語の可能性は、Python統合モジュールを介してプラットフォームに適用できるようになりました。
Pythonスクリプトは、通常のMQL5プログラムと同様に、プラットフォームチャートで直接起動できます。これらのスクリプトには、ナビゲーターで特別なアイコンが付いています。
スクリプトメッセージは、[ツールボックス]->[エキスパート]セクションの下に表示されます。
Pythonスクリプトは、他のMQL5スクリプトおよびエキスパートアドバイザーと並行して同じチャートで起動できます。反復して実行されているスクリプトを停止するには、チャートから削除します。.
サードパーティのPythonライブラリを使用するときに追加の口座保護を有効にするには、ターミナル設定で[外部Python APIによる自動取引を無効にする]オプションを使用できます。
Pythonスクリプトは、このオプションが無効になっている場合にのみ取引操作を実行できます。