標準偏差は、相場のボラティリティを測ります。この指標は移動平均線を中心として価格変化の規模を表示します。そのため、指標の値が大きくなれば、相場のボラティリティも広がり、価格は移動平均を中心として揺れます。指標の値が大きくない場合、相場のボラティリティも小さく、価格は移動平均線に近づきます。
一般的に、この指標は他の指標の一部として利用されます。そのため、ボリンジャーバンド®を計算する際、銘柄の標準偏差の値が移動平均に加算されます。
相場は、高活動状態と不活性状態の推移を表しています。よって、指標での判断が容易です。
StdDev (i) = SQRT (AMOUNT (j = i - N, i) / N)
AMOUNT (j = i - N, i) = SUM ((ApPRICE (j) - MA (ApPRICE , N, i)) ^2)
ここで
StdDev (i) — 現在足の標準偏差
SQRT — 平方根
AMOUNT(j = i - N, i) — j = i - N から iの2乗の合計
N — 平滑化の期間
ApPRICE (j) — j番目の足の適応価格
MA (ApPRICE , N, i) — 現在足のN移動平均線
ApPRICE (i) — 現在足の適応価格 です。