標準偏差チャンネルは、最小二乗法を用いて、価格チャート上の2点間で構築された通常のトレンドラインを表す線形回帰トレンドに基づいて構築されます。結果として、この線は価格変動の正中線になります。これは、均衡価格線とみなされ、任意の偏向は上下にそれぞれの買い手や売り手の過活動性を示すことができます。
標準偏差チャンネルは、線形回帰トレンドから上下に等距離にある2本の平行線で構成されています。チャンネルのフレームと回帰直線との間の距離は、回帰直線からの標準終値偏差の値に等しいです。全ての価格変更は、下部/上部フレームが支持線/抵抗線として機能する標準偏差チャンネル内で起こります。価格は通常短時間チャンネルのフレーム外に出ます。価格が通常よりも長時間チャンネルのフレームの外で留まる場合は、トレンド反転の可能性が予測出来ます。
チャンネルの描画には、オブジェクトを選択して、マウスの左ボタンでチャート内の点を一度クリックします。マウスを押したまま、望みの方向と長さでチャンネルを描画します。始点からの時間軸と価格軸に沿った距離を示す追加的なパラメータが、チャンネルトレンドラインの終点の近くに表示されます。
チャンネルの線形回帰トレンドラインにはマウスで移動出来る3つの点があります。1番目及び3番目の点は、チャンネルの長さと方向を変更するのに使用されます。中央に位置する点は、大きさを変更せずにチャンネルを移動するのに使用されます。
標準偏差チャンネルのパラメータは下記の通りです。
オブジェクトに共通なパラメータは別のセクションで説明されています。