MetaTrader 5 build 4150:MQL5の取引レポートのエクスポートと新しい機械学習メソッド
この新バージョンでは、取引レポートをHTMLやPDFファイルとして保存できるようになりました。このオプションを使えば、取引実績を同僚や投資家と簡単に共有できます。もうひとつの革新は、現在の気配値表示の状態をファイルに保存できるようになったことです。
ターミナル
- 取引レポートのHTMLおよびPDFファイルへのエクスポートを追加しました。このオプションを使えば、取引実績を同僚や投資家と簡単に共有できます。ファイルメニューとレポートメニューに新しいエクスポートコマンドが追加されました。
- 気配値表示ウィンドウの現在の状態をCSVファイルに保存する機能を追加しました。これをおこなうには、コンテキストメニューのエクスポートを選択します。ファイルには、エクスポート時に選択したメトリクスが保存されます。より多くのデータを保存するには、コンテキストメニューから追加の列を有効にします。
- 契約仕様における証拠金要件の表示が改善されました。計算の比率や初期パラメータの代わりに、仕様に最終証拠金値が表示されます。証拠金の値がポジションのボリュームに依存する場合、対応するレベルがダイアログに表示されます。
証拠金は仕様ウィンドウが開いた時点の商品価格に基づいて計算され、リアルタイムでは更新されません。したがって、値は参考値として考慮する必要があります。現在の価格に基づいて値を再計算するには、商品仕様を再度開きます。
- デモ口座のシグナルサービスのサポートを無効にしました。デモ口座の拡張統計にアクセスするには、新しい取引レポートを使用します。成長、バランス、資本のグラフ、方向性や商品別の取引分布図など、戦略の収益性とリスクを特徴付ける多数の指標が含まれます。
- 逆指値注文のテイクプロフィットおよびストップロスを編集する際の潜在的な利益/損失の値の表示を修正しました。
- 決済システムの運用に関する修正と改善。
- *.set ファイルから気配値表示に銘柄のセット を読み込むするときの重複チェックを修正しました。
- ParallelsのWebインストーラーを修正しました。M1/M2/M3を備えたmacOS上でこの仮想化システムを使用すると、プラットフォームが正しくインストールされるようになりました。
- ユーザーインターフェイスの翻訳を更新しました。
- クラッシュログに報告されるエラーを修正しました。
- 機械学習で利用される行列やベクトルを操作する新しいメソッドを追加しました。
- FileWrite関数によるUTF-8形式のテキストファイルへのデータ保存を修正しました。
- Signal*関数が無効化・非推奨にされ、空のシグナルセットを返すようになりました。
- プロファイリングのためのサンプリングレートを向上しました。プロファイラーがアプリケーションの状態を1秒間に10,000回キャプチャするようになり、関数の実行速度をより正確に測定できるようになりました。
- 自動コーディングアシスタントAI Assistantの使用可能モデルを更新しました。ChatGPT-4 Turboモデルを追加し、古い実装を削除しました。
- 選択されたテキスト断片内の単語を置換する際のエラーを修正しました。
- 汎用最適化モードで発生する可能性のあるフォワードテストのフリーズを修正しました。
- MQL5プログラムの取引履歴を利用した操作を最適化・高速化しました。
- クローズ・バイ・オペレーションの利益計算を修正しました。メインテスト銘柄と一致しない取引商品でエラーが発生することがありました。
Webターミナル
- ブローカー側で関連プロパティが変更された場合、取引銘柄のプロパティが更新されるように修正しました。
- チャート上のローソク足実体の表示を修正しました。チャートに小さな実体が表示されないことがありました。
- 口座開設フォームの「国」フィールドの動作を修正しました。