デマーカー(Demarker、DeM)テクニカル指標は、ある期間の最大値と1つ前の期間の最大値の比較に基づいています。もし高値が1つ前の足よりも高ければ、それぞれの差が加算されます。もし現在の高値が低い、もしくは前の期間の高値と同じなら、0が加算されます。N期間から得られる差を合計します。得られた値はデマーカーの分子として、現在値と1つ前の差を合計した同じ値で割ります。もし現在の安値が1つ前の足の安値よりも高ければ、結果は 0 です。
指標が30を下回ると上向きの転換が予想され、70を上回ると下向きの転換が予想されます。
長い期間で利用する場合、指標を計算により長期での相場の方向性を知ることが可能です。短い期間で指標を利用すると、リスクが最も少ないタイミングでエントリーでき、取引時間を調整するための指針になります。
i期間におけるデマーカーの値は次のように計算されます。
DeMax (i) が計算されます。HIGH (i) > HIGH (i -1)の場合
DeMax (i) = HIGH (i) - HIGH (i -1)
それ以外の場合
DeMax (i) = 0
DeMin (i) が計算されます。 LOW (i) < LOW (i - 1)の場合
DeMin (i) = LOW (i -1) - LOW (i)
それ以外の場合
DeMin (i) = 0
デマーカーの値が計算されます。
DMark (i) = SMA (DeMax, N) / (SMA (DeMax, N) + SMA (DeMin, N))
ここで
HIGH (i) — 高値、
LOW (i) — 安値、
HIGH (i -1) — 1つ前の足の高値、
LOW (i -1) — 1つ前の足の安値、
SMA — 単純移動平均、
N — 計算に利用する期間 です。