MetaTrader 5 build 2530: 気配値表示の並び替えと最適化結果の詳細操作

列名をクリックして、銘柄名、終値、1日の変化などの変数の必要なデータでリストを並べ替えます。 新しいメニューには、最もよく使われる並べ替えオプションを備えています。1日の銘柄価格の変化(上昇と下降)の大きさによる並び替えは、取引所商品を取引するときに役立ちます。

10 7月 2020

ターミナル

  1.  気配値表示ウィンドウに並べ替えオプションを追加しました。
    • 列名をクリックして、銘柄名、終値、1日の変化などの変数の必要なデータでリストを並べ替えます。
    • 新しいメニューには、最もよく使われる並べ替えオプションを備えています。1日の銘柄価格の変化(上昇と下降)の大きさによる並び替えは、取引所商品を取引するときに役立ちます。



  2.  組み込み学習システムを再設計および改善しました。
    すべてのインタラクティブなヒントはさまざまなカテゴリにグループ化されており、ナビゲーションが容易になっています。カテゴリごとに表示されたヒントと残りのヒントの数が表示されます。



    すべてのヒントには、トレーニングを完了するためにユーザーが実行すべき主要なアクションを示すチェックリストが提供されます。

    学習システムの設計を修正し、全体の進捗状況の計算におけるエラーを修正しました。

  3. 銘柄の前のセッション終了時間と現在のセッション開始時間の自動計算を追加しました。適切なデータがブローカーから直接提供されない場合、ターミナルはセッションの最初と最後のクオートに基づいて値を計算します。関連情報は[気配値表示]ウィンドウに表示できます([銘柄]セクションで適切な列を有効にするか、[詳細]セクションに移動する)。



  4. ポジションへの価格の適用を最適化および高速化しました。新しいティックがターミナルに到着すると、価格、利益、証拠金の要件がより速く更新されます。
  5. 組み込みストキャスティクスの計算を修正しました。チャートに表示されるバーの数が限られている場合、エラーが発生する可能性があります。

MQL5

  1. 取引口座プロパティへのアクセスを提供するAccountInfo*関数を最適化して高速化しました。
  2. ChartGetInteger関数を介した数値チャートプロパティへのアクセスを最適化および高速化しました。

MetaEditor

  1. MQL5ストレージでの効率的な操作のために、次のコンテキストメニューコマンドがコード編集タブに追加されました。
    • ファイルの作業コピーを現在のリビジョンと比較
    • 変更を元に戻す
    • ファイルの変更履歴を表示


  2. 一致する括弧の強調表示を変更しました。強調表示は背景ではなく括弧に適用されます。強調表示はデフォルトで無効になっており、エディタ設定で有効にできます。


  3. 検索機能と置換機能を改善しました。
    • ファイル内のテキストを選択してから検索ボックスを表示すると、テキストが[検索]フィールドに自動的に貼り付けられます。テキストが選択されていない場合、クリップボードのテキストが[検索]フィールドに貼り付けられます。クリップボードが空の場合、検索ボックスのフォーカスは[検索]フィールドに設定されます。
    • 同様の動作は、テキストが[置換]フィールドに挿入される置換ウィンドウにも実装されています。
    • 検索と置換の結果が、以前に使用されていた個別のダイアログボックスではなく、ログに表示されるようになりました。[ツールボックス]ウィンドウが有効になっている場合、[操作ログ]タブが自動的に選択されるため、余分なウィンドウ操作がいりません。

  4. MQL5ストレージ使用時のファイル比較ウィンドウでの検索を修正しました。
  5. #includeディレクティブを介して現在のファイルに関連付けられているファイルを検索および置換する可能性を追加しました。
    新しいオプションにより、複数のファイルで構成されるプロジェクトでより高速な操作が可能になります。例えば、すべてのファイルのテキストを置き換える場合、エディタが#includeディレクティブを介してディレクトリを自動的に検出するため、手動で指定する必要がありません。



テスター

  1. 残高とその他の2つの変数を含む最適化基準を改訂しました。基準では2番目の変数のみが考慮され、残高は無視されるようになりました。新しい最適化基準では分析が容易になります。

    • 残高+最大収益性->最大収益性
    • 残高+最大予想ペイオフ->最大予想ペイオフ
    • 残高+最小ドローダウン->最小ドローダウン
    • 残高+最大回復係数->最大回復係数
    • 残高+最大シャープレシオ->最大シャープレシオ



  2. [最適化パラメータ]サブメニューに、最適化結果を含むテーブル内のすべての入力列をすばやく表示または非表示にするコマンドを追加しました。



  3. より便利な視覚分析のために、最適化結果の表とグラフに色を追加しました。
    グラフは、最適化基準の値に応じて、緑から赤のグラデーションで色分けされます。表には次の色が使用されています。
    • 残高: 初期入金を上回る値は青色、下回る値は赤色で表示されます。
    • 利益: ゼロを上回る値は青色、下回る値は赤色で表示されます。
    • 期待されるペイオフ: ゼロを上回る値は青色、下回る値は赤色で表示されます。
    • ドローダウン: 緑(0~5%)から赤(30%以上)。
    • シャープレシオ: 緑(2を上回る)から赤(0未満)。
    • 回復係数: 緑(2を上回る)から赤(1未満)。



  4. 最適化結果テーブルにフィルターを追加しました。フィルターを使用して、失敗したパスをリストから非表示にします。
    • 取引なしパス
    • 損失を生むパス
    • ドローダウンが50%を超えるパス
    • 回復係数が1未満のパス
    • シャープレシオが0.5未満のパス



  5. MQL5クラウドネットワークの作業を最適化しました。同じエキスパートアドバイザーに対して最適化が開始されると、ネットワークは、以前の最適化パスで使用されたものと同じテストエージェントを使用しようとします。これは、取引履歴を含む必要な市場環境がそのようなエージェントですでに利用可能であるためです。

ドキュメントを更新しました。