14 10月 2016
14 10月 2016
トレードダイアログの買、売、及び決済ボタンにツールヒントが追加されました。ツールヒントには、初心者が取引プロセスを理解するために、操作中に売買される証券に関する情報が含まれています。
標準ライブラリにALGLIB数値解析ライブラリのMQL5 版が追加されました。
ライブラリ機能
使用法
ALGLIBファイルは \MQL5\Include\Math\Alglibに位置します。関数を使用するには、メインライブラリファイルをお使いのプログラムに追加なさってください。
標準ライブラリに数理統計機能が追加されました。R言語機能がMQL5で提供されるようになりました。これは、統計データ処理と解析のための最良なツールのうちの1つです。
ライブラリ機能
統計ライブラリには、データの統計的特性を計算するための関数や統計分布と操作のための関数が含まれています。
使用法
統計ライブラリファイルは \MQL5\Include\Math\Stat に位置します。関数を使用するには、下記の例が示すように、必要な関数を含むファイルをお使いのプログラムに追加します。
#include <Math\Stat\Binomal.mqh> #include <Math\Stat\Cauchy.mqh>
ライブラリ関数の詳細はStatistical Distributions in MQL5 - Taking the Best of R(MQL5での統計的分布 - Rの活用)稿で説明されています。
標準ライブラリにファジィライブラリのMQL5 版が追加されました。ファジィライブラリはマムダニ及び菅野ファジィ推論法を実装します。
ライブラリ機能
使用法
ファジィライブラリファイルは\MQL5\Include\Math\Fuzzyに位置します。関数を使用するには、下記の例が示すように、必要な関数を含むファイルをお使いのプログラムに追加します。
#include <Math\Fuzzy\mamdanifuzzysystem.mqh> #include <Math\Fuzzy\sugenofuzzysystem.mqh>
ライブラリの詳細はコードベースのファジィ - ファジィモデル開発のためのライブラリで参照できます。
long FileLoad( const string filename, // [in] ファイル名 void &buffer[], // [out] ファイルが読み込まれる配列 uint common_flag=0 // [in] 0 - 端末のFilesフォルダでファイルを探す、FILE_COMMON - 端末の共通ディレクトリでファイルを探す ); bool FileSave( const string filename, // [in] ファイル名 const void &buffer[], // [in] ファイルが保存される配列 uint common_flag=0 // [in] 端末のFilesフォルダでファイルを作成する、FILE_COMMON - 端末の共通ディレクトリでファイルを作成する );ファイルにティックを書き込んでから読み取るメソッドの例:
//--- 入力パラメータ input int ticks_to_save=1000; // ティック数 //+------------------------------------------------------------------+ //| スクリプトプログラム開始関数 | //+------------------------------------------------------------------+ void OnStart() { string filename=_Symbol+"_ticks.bin"; MqlTick ticks[]; //--- int copied=CopyTicks(_Symbol,ticks,COPY_TICKS_ALL,0,ticks_to_save); if(copied!=-1) { PrintFormat(" CopyTicks(%s) copied %d ticks",_Symbol,copied); //--- ティック履歴が同期されている場合はエラーコードは0に等しい if(!GetLastError()==0) PrintFormat("%s: Ticks are not synchronized. Error=",_Symbol,copied,_LastError); //--- ファイルにティックを書き込む if(!FileSave(filename,ticks,FILE_COMMON)) PrintFormat("FileSave() failed, error=%d",GetLastError()); } else PrintFormat("Failed CopyTicks(%s), Error=",_Symbol,GetLastError()); //--- ファイルにティックを読み返す ArrayFree(ticks); long count=FileLoad(filename,ticks,FILE_COMMON); if(count!=-1) { Print("Time\tBid\tAsk\tLast\tVolume\tms\tflags"); for(int i=0;i<count;i++) { PrintFormat("%s.%03I64u:\t%G\t%G\t%G\t%I64u\t0x%04x", TimeToString(ticks[i].time,TIME_DATE|TIME_SECONDS),ticks[i].time_msc%1000, ticks[i].bid,ticks[i].ask,ticks[i].last,ticks[i].volume,ticks[i].flags); } } }
//--- 同じ色で塗られたローソク足 #property indicator_label1 "One color candles" #property indicator_type1 DRAW_CANDLES //--- 1色のみが設定されたのでローソク足の色はすべて同じ #property indicator_color1 clrGreen2色が指定された場合は1番目の色がローソク足の輪郭、2番目が実体に適用されます。
//--- ローソク足の実体の色は髭の色と異なる #property indicator_label1 "Two color candles" #property indicator_type1 DRAW_CANDLES //--- ローソクの輪郭と髭は緑で実体は白 #property indicator_color1 clrGreen,clrWhite3色が指定された場合は1番目の色がローソク足の輪郭、2、3番目の色が強気/弱気ローソク足の実体に適用されます。
//--- ローソク足の実体の色は髭の色と異なる #property indicator_label1 "One color candles" #property indicator_type1 DRAW_CANDLES //--- ローソクの輪郭と髭は緑、強気ローソク足の実体は白、弱気ローソク足の実体は赤 #property indicator_color1 clrGreen,clrWhite,clrRedDRAW_CANDLESスタイルはカスタムキャンドル着色を可能にします。また、すべての色はPlotIndexSetInteger function (composition_index_DRAW_CANDLES, PLOT_LINE_COLOR, modifier_index, color)関数を使用してインディケータの動作中に動的に変更することができ、ここでmodifier_indexの持つ値は次のいずれかです。
//--- 輪郭と髭の色の設定 PlotIndexSetInteger(0,PLOT_LINE_COLOR,0,clrBlue); //--- 強気ローソク足の実体の色の設定 PlotIndexSetInteger(0,PLOT_LINE_COLOR,1,clrGreen); //--- 弱気ローソク足の実体の色の設定 PlotIndexSetInteger(0,PLOT_LINE_COLOR,2,clrRed);
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