初めてのMetaTrader VPS:ステップバイステップ

自動売買ロボットやコピー取引を利用していると必ず、遅かれ早かれ、取引プラットフォーム用に信頼できる24時間365日のホスティングサーバーをレンタルする必要性を認識するようになります

17 10月 2023

自動売買ロボットやコピー取引を利用していると必ず、遅かれ早かれ、取引プラットフォーム用に信頼できる24時間365日のホスティングサーバーをレンタルする必要性を認識するようになります。様々な理由から、MetaTrader VPSの使用が推奨されます。このサービスの支払いとサブスクリプションはMQL5.communityのアカウントで管理できます。MQL5.comにまだ登録していない場合は、登録してプラットフォーム設定でアカウントを紐づけします。

初めてのMetaTrader VPS:ステップバイステップ


1.スタート

VPSを稼働させたい取引口座に接続すれば、プラットフォームをクラウドに移行する準備は完了です。最も簡単な方法は、プラットフォームのトップメニューにある、MQL5仮想ホスティングを開くためのアイコンをクリックすることです。

プラットフォームのトップメニューにある、MQL5仮想ホスティングを開くためのアイコンをクリックすることです

ナビゲーターまたは取引口座のコンテキストメニューで仮想サーバーオプションを選択することもできます。次のウィンドウではすぐに、最も近いサーバーと、現在の接続と比較した場合の遅延の推定値が表示されます。 ネットワークレイテンシーが低下すると、スリッページの最小化やリクオートの確率の低下など、取引執行条件が向上します。


2.サービスプラン

適切なプランを選択できますが、その前に、お使いのブローカーが仮想ホスティングを無料で提供していないことをご確認ください。最近、スポンサーVPSプログラムが開始されており、お使いのブローカーも参加している場合があります。その場合、一定の条件を満たせば、特典として仮想マシンを受け取ることができます。

適切なプランを選択できますが

レンタル期間が長ければ長いほど、月ごとの費用は安くなります。プランの変更は、レンタル期間が終了した時点、つまり1か月後におこなうことができます。自動更新オプションは、サービスの状態を監視しなくてよいアプローチを好む人のために提供されています。このオプションのオンとオフはいつでも切り替えられます。支払いの前に、システムはホスティングのステータスをチェックします。ホスティングがアクティブでない場合、サブスクリプションは更新されないので、未使用のサーバーに対する不必要な出費から保護されます。

サブスクリプションが中断された場合、すべてのホスティングデータは失われますのでご注意ください。サーバーは再びレンタルできますが、環境を再設定する必要があります。自動更新はそのような事態を回避するのに役立ちます。


3.支払い

すべての支払いはMQL5.comに登録され、統一された透明性の高いホスティングレンタル履歴が保証されます。これによって、もしそのような情報が必要になった場合でも、異なる決済システム間の支払いを検索する必要がなくなります。好きな方法で支払い、プロファイルですべての取引詳細にアクセスできます。支払い後は、ホスティングをすぐに利用し、ローカルのプラットフォーム環境を仮想サーバーに移行できます。


4.準備

移行とは、現在アクティブな環境をプラットフォームから仮想環境への移行することです。設定済みのチャート、エキスパートアドバイザー(EA)、インジケータ、コピーしたシグナルは、コマンド1つでVPSにシームレスに転送できます。関連する設定やプログラムを含むプラットフォームのコピーが仮想サーバー上で実行されます。したがって、移行前にローカルプラットフォームを準備する必要があります。

気配値表示ウィンドウで、EAの操作に必要な銘柄のリストを設定します。リソースの消費を抑えるために、使用されていない銘柄やチャートを削除してください。必要なインジケータやEAをチャートに追加し、自律的に操作できるようにします。ほとんどの自動売買ロボットはチャート上でインジケータを使用しないので、すべてのプログラムを見直し、必要なものだけを残します。EAがメールの送信、FTP経由でのデータ送信、またはシグナル取引のコピーを必要とする場合は、関連する設定を指定します。シグナルをコピーするには、[コミュニティ]タブでMQL5.communityアカウントの認証情報を指定してください。

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5.移行

取引環境はプラットフォームの同期ごとに移行されます。同期は常に一方向に実行されます。ローカルプラットフォーム環境は仮想プラットフォームに移行されますが、その逆はありません。仮想プラットフォームのステータスは、プラットフォームやEAのログ、および仮想サーバーの監視データを使用して監視することができます。

同期を開始するには、VPSセクションに移動し、移行タイプを選択します。

  • フル:EAとインジケータを同時に実行し、コピー取引をおこなう場合。このモードでは、口座接続データ、すべてのオープンチャート、シグナルコピーパラメータ、実行中のEAとインジケータ、FTPパラメータ、メール設定が仮想サーバーにコピーされます。
  • エキスパート:EAとインジケータを実行する場合
  • シグナル:コピー取引をおこなう場合。

オープンチャートの利用可能なすべての履歴データは、最初の同期時に自動的にVPSにアップロードされます。取引サーバーからの履歴の取得には時間がかかることがありますが、チャート上で動作するすべてのロボットは更新されたデータを正しく処理する必要があります。

  • 自動取引は、ローカルプラットフォーム設定または実行中のEAのパラメータで無効化されている場合でも、仮想プラットフォームでは常に許可されています。
  • 同期中に無限ループで実行されていたとしても、移行中にスクリプトは移行されません。
  • 非標準(カスタム)時間枠や銘柄を持つチャートは移行されません。
  • ワンタイムパスワード認証のアカウントはVPSでは使用できません。接続のたびに手動でワンタイムパスワードの指定が必要な場合、プラットフォームの自律的な操作は不可能です。

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6.操作

取引プラットフォームからレンタルサーバーの状態を監視することができます。ツールセクションには以下のオプションがあります。

  • 仮想サーバーデータを表示
  • 移行の即時実行によって環境を同期
  • プラットフォームとEAのログをリクエスト
  • サーバーを停止

ツールセクションには以下のオプションがあります

仮想ホスティングリソースレポートの分析方法とサブスクリプションの管理方法については、新しいビデオをご覧ください。

仮想プラットフォームの動作を監視するには、VPS\ログセクションを使用します。

VPS\ログセクションを使用します

VPSの監視方法の詳細については、ドキュメントをお読みください。